すべての学年、年齢の指導に携わったからこそ感じる幼児期からの取組みの重要性
教えるという仕事についてから20年が経ちました。
学習塾の経営も今年で7年目に入り、開校当時小学生だった生徒を大学進学まで導きました。
独立前に公立の小学校、中学校の教員を6年、幼児教育を10年経験した私は、教育におけるすべての学年、年齢の指導に携わったことになります。
この間に私自身出産、育児を経験し、胎教からの子育ての大切さをあらためて感じました。
今もご縁あり、幼児から指導させて頂いている数名の生徒さんが大学受験へ挑んでいます。
毎回の模試の結果を見て「もっとあの時こうしておけばよかった」が私の場合、彼らの3歳児の取組までさかのぼるのです。
このことは自分自身驚きであり、同時に幼児期からの取組みの重要性を痛感しました。
また幼児期に素晴らしい能力を発揮していたお子様が、小学校の高学年では平均的な生徒になっていたという例を幾つも見てきました。
幼児期に高めた脳力を学校教育(左脳教育)で活かすにはその為の指導、勉強の仕方があるのです。
「泰利学舎」は私の幼児教育と進学指導塾の経験から幼児期「たいりキッズ」で養った脳力を小学生で更に伸ばしていく教室になりました。
学力の土台である国語力を主体に能力開発を行い、その他に基礎学習の反復指導が行われています。
詰め込むような勉強の仕方では本来の能力は伸びません。
しかし将来を考えると受験は必ずあり避けて通ることはできません。
ですからそれに対応できる能力(受験力)は最低身に付けておかなければなりません。
集中力や思考力を育て、学力の土台となる素質を高める「たいりキッズ」
子どもを飽きさせないリズムとテンポの授業は大切ですが、思考する「考える力」を幼児期に大切に育てていくことが必要です。
答えを急いだり、機械的に計算のみを解くトレーニングや直観で解く習慣をプリント学習ばかりで身に付けてしまうと、そのくせを直すために膨大な時間が必要となるのです。
日本の現状の学力観もPISA型という思考力や記述力を重視しています。
答えを急ぐ解き方は逆に思考力を育てる弊害となることがあるのです。
集中力や思考力を育て、学力の土台となる素質を高めることが、幼児コース「たいりキッズ」の目的です。
また、現代の脳科学では右脳、左脳という領域の分け方もしていません。
脳には52もの領域がありそれぞれが違う分担をしています。
それらを個々に刺激し、統合して活用できる全脳教育がこれからの時代は求められていくと思います。
そしてその高い能力を司るのは心です。
心の教育(徳育・人間力の向上)が、欠くことのできないものであり最も大切です。
そのようなことから胎教から幼児、小学生、中学生、と一貫した教育環境の場を創りたいと考えました。
なぜなら幼児で学力の土台である集中力を持続できる力や想像(イメージ力)を育成すると、小学校の学力は簡単に身につくからです。
また更に中学で伸びる生徒さんは小学校の課程で取りこぼしがありません。
年齢に応じた働き掛けと、学習面の定着を個々の成長に合わせ、バランス良く行うことが大切と考えています。
泰利学舎として独立して1年。
お蔭様でご紹介やWEBからのお問合せだけで、各学年ともほぼ満席となりました。
そこで泰利学舎の理念である「幼児期からの教育の推奨」を幼児コースから「たいりキッズ」として独立させました。
幼児は学ぶ環境が大切です。
教室も増床し、使用する机や椅子も幼児の学習に適したものを一つ一つ選びました。
保護者様、お子様、講師が一体となり取り組んでいます。
混沌とした現代を自分の力で力強く生き、この先の時代を切り拓く人材(心、能力、学力ともに優れた人材)を育てることが泰利学舎・たいりキッズの理念です。
泰利学舎・たいりキッズ
教室長 福島 恵利子