胎教や幼児教育はなぜ必要なのでしょうか。
一昔前は幼児教育というと小さい子どもに「詰め込む教育」を想像しましたが、少子化や脳科学の発達から、「豊かな子育て」へと理解がされてきているように感じます。
ではなぜ幼児教育が必要なのでしょうか。
何のために行うのでしょうか。
それは、お子様が小学生、中学生、高校生になったときに、自分の夢ややりたいことが見つかり、本気で取り組んだときに吸収でき、伸ばしていける下地「地頭」「素質」を創るためです。
学習塾を経営していると様々な生徒さん、保護者様に出会います。
学力があるところまでは伸び、その後は伸び悩んでしまう生徒さんが非常に多いです。
ではどの時点で働き掛けを行ったら、
どのような取組を行ったら質の高い能力が育つのでしょうか。
能力を身に付けるためには臨界期があるのです。
右図のスキャモンの成長曲線によると人の脳の成長は6歳で80%以上作られることが分かります。
脳は神経細胞をつないで働かせるという仕組みでできています。
シナプスはこの神経回路のつないぎ目をする隙間の総称で、脳や神経細胞が使われるほどに構築されるのです。
シナプスの数が多ければ多いほど、伝達のよい脳、すなわち頭の良い脳になります。
逆に神経細胞は使わないとシナプスは減ってしまい伝達の悪い脳になってしまうのです。
ですからこの時期に脳に刺激をしてあげることが最も重要なのです。
最先端の幼児教育は「体験させること」
さまざまな幼児教育があり、色々な研究がされていますが、最先端の幼児教育は体験させることだと感じています。
自然の中での体験は刺激という観点からみると光、音、風や対人能力等様々な刺激が無限大に広がります。
ですから、シナプスを増やすという視点からすると効果が絶大です。
教室では自然体験はできませんが、良質な刺激を与えるという観点から、運動としてリトミックやバランス力の構築、第2の脳と呼ばれる指先の訓練等をプログラム化しています。
プリントをこなすことが中心の幼児教育では伸ばせる能力に限界がありますが、しかしながら基礎学習の修得はとても大切です。
右の図はノーベル賞受賞者のアメリカの経済学者ジェームス・ヘックマン氏の見解です。
彼は労働経済学という視点から、教育投資の効果の高い年齢は幼年期であると結論づけています。
図は6歳の時点でついてしまった算数の学力の差は、年齢を追うごとに広がっていくことを示しています。
6歳までに基礎学力を定着させることの重要性がわかります。
たいりキッズは「心の教育」を行っています。
たいりキッズでは40年の研究を重ねて作りだされた基礎学習システムを導入し、基礎学力の反復指導を行います。
基礎の反復が無意識、潜在意識に及ぶとその後の能力を飛躍させるからです。
そしてその能力を司るのは心です。
「三つ子の魂100まで」と言われますが、幼児期に経験した徳育は潜在意識に残ります。
素晴らしい能力を持った生徒が力を発揮してこそ幸せな人生を歩むのです。
たいりキッズでは授業の終わりに心の教育を行っています。
偉人の生き方や道徳心を学び、こころを育て人間力を高める取組を行っています。
そしてこの心の取組は幼児期に一番育てたい能力なのです。