2020年の教育改革について質問が多くなってきましたので、現状で決定されていることをまとめました。
新着情報は随時挙げていきたいと思います。
●「高校生のための学びの基礎診断」:高等学校における基礎学力の定着をみる測定ツールを民間企業が開発し、その試験等を認定するしくみを創設。2018年度中の認定制度の運用開始を目指す。
●「大学入学共通テスト」:実質的に「センター試験」の変わりになるテストで、より難易度の高い問題の出題が予想され、希望する大学を受験するための「資格試験」にあたる。
● 英・数・国・理・社といった「教科型」に加えて「思考力、判断力、表現力」を評価するため、「合教科、科目型」や「総合型」の問題を組み合わせて出題する。
● グローバル化に対応したコミュニケーション力の育成を目標とし、「話す」「書く」も含めた4技能を総合的に育成・評価することに変更。
● 大学入試センターが認定した民間の資格・検定試験を活用する。2020~23年度までには民間試験とセンター試験の併用となる。国立大学は民間試験とセンター試験の両方の受験を必須とする。
● AO入試は「総合型選抜」に名称を変更し、出題書類だけでなく、各大学が実施する評価方法(小論文、資格・検定試験の成績等)または、「共通テスト」のいずれか一つの活用を必須とする。
● 志願者自らの意思による公募制という側面から、本人の記載する資料(活動報告書、入学希望理由書、学修計画書等)を積極的に活用する。