太田市の塾・学習塾・小学受験・中学高校受験は国語力重視の「泰利学舎」 塾長ブログ
11月に入ると小学受験、中学受験、大学推薦入試が始まり、
塾内も一気に受験ムードになります。
さて、10月から例年行われている高校入試の
特訓授業がスタートしました。
「土曜合格講座」です。
昨年までの講習タイトル「土曜特訓講座」から、
講習名を変更してスタートしました。
「特訓」という言葉の響きは
辛くて険しいイメージを感じるので、
「合格」講座にしてみました。
意外に効き目がある気がします(笑)
この講座は高校入試の直前まで行われます。
受験の過去問題や予想される問題を中心に
それぞれの苦手単元を個別指導します。
過去問題は7年分から10年分程実習させます。
問題の傾向に慣れることと
最後までしっかりと読み解くことを意識させるだけで
解きやすくなるからです。
全国的に総合問題や、融合問題、作図やグラフの
読み取りの問題が増えています。
思考力・想像力・表現力が問われています。
お母様、お父様の時代の入試問題は、
暗記中心の問題でした。
もしかしたら、少し勉強すると、
偏差値も上がったのかもしれません。
今の時代の入試問題は、
読み取る力、表現する力が求められるので、
日頃からの実力が求められています。
一夜漬けのような勉強の仕方では、
太刀打ちできません。
例えば、数学の大問1の問題では
計算問題が3問。あとは、文章題です。
計算だけは得意という生徒さんは
100点中の10点しかとれない時代となりそうです。
理科でも作図や、植物を描く問題、
理由を記述する問題等が出ます。
一問一答のような問題は少なくなっています。
暗記や記憶して解ける問題が中心の時代から
完全にシフトしています。
覚えれば解けるという、
単純なものではなくなってきているのです。
保護者の皆様も「勉強しなさい」「やればできる」と言う前に
過去問題を一緒に眺めたり、解いたりして
子どもたちと共有してみて下さい。
5教科共に、読み取る力がとても必要なことに
驚かれるでしょう。
そして、お子様の受験に対するその楽観姿勢は
親の「鏡」であることが多いのです。
「お母さんの頃の受験とは違うから、パターンで覚えずに
よく考えるのだよ。毎日の積み重ねが大事よ。作文も少しずつ書けるようにね」等の
声掛けをしていくといいでしょう。
先週のこの講座の国語は作文の練習をしました。
平成20年に出題された問題です。
「初心わするべからず」「ローマは一日にして成らず」「光陰矢の如し」
の中から一つを選び、それを題にして、あなたの感じていることや考えていることを
百六十字以内で書きなさい。
最後の大門6番の問題です。
長文読解や文法、語句等の問題の最後にこの作文です。
書く時間はおそらく3,4分しかありません。
作文力の前にことわざや慣用句の知識が必要です。
ことわざの意味を捉えちがえていると、
作文自体が普通にかけていても、
得点にはなりません。
作文の配点は10点。非常に高い配点です。
ちなみに、お隣、埼玉県の国語の入試問題にも
作文があります。
群馬より文字数が多く、300字!!です。
配点も16点です~。
暗記よりも表現力の時代なのです。
幼児をもつお母様は英語に関心が行くようですが、
実は国語力を試される時代なのです。
500点満点の中の
一点は日々の取組の積み重ねです。
コツコツ、どのくらい積み重ねたか。
が、すべてです。
明日、北辰テスト(埼玉模試)を受ける生徒がいます。
本日は過去問題の英語・数学と作文を行いました。
沢山経験した生徒は本番に強いです。
そして、外を見てきた生徒は必ず上を目指します。
ひたすら勉強をするよりも、
経験することの方が成長します。
それぞれの人生の一歩です。
がんばりましょう!!
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