太田市の塾・学習塾は幼児教育、中学受験、高校受験、国語力重視の泰利学舎へ
秋分の日の本日は、20日を台風のため休講にしたので、
その振替授業を行いました。
平野先生(本校8年在職)に授業を託し、
私は東京で行われた「図形学習指導勉強会」に出席しました。
レディネス数理学教育研究所 理事長の諌山静香先生の
非常に密度の濃い、実践型の講義でした。
数年前から諌山先生のセミナーに参加したいと思っていましたが、
先生の活動拠点が京都で、なかなか参加できずにおりました。
今回東京で開催されるということで、
私事ですが、長男の嫁でありながら、
お彼岸に子どもを、主人の実家に預け(義父母に頭が上がりません)
いってまいりました~
期待通り、いえ、期待以上の講習でした。
諌山先生は、理学博士 故小林茂広教授(東大卒、香川大名誉教授)から
図形指導法を直接指導されている方です。
小林博士は、今から30年以上も前に、当時の学生の学力低下を懸念して
受験を目的とした数編重の算数教育に疑問を抱き、
算数は難しい定理の暗記や計算問題ばかりを扱う抽象的な世界ではなく、
「手」で触って実感できる、楽しく不思議に満ち溢れた世界であることを
子どもたちに経験させる必要性を解きました。
そこで開発されたのが、当校でも使用している「数理パズル」です。
今回はこのパズルを使った「数と図形の融合学習」を学びました。
大切なことは1+1=2 と暗記させることではなく、
1つと1つのものを合わせると、2になるということを
数・量において、確認できる数理的な経験をさせることなのです。
抽象的な数字に偏った、従来の算数指導とはまったく別の発想です。
私も多くの児童・生徒を受験させてきた経験から
その必要性を痛切に感じました。
幼児期から数概念を育てる算数指導を受けると
数学のセンスの抜群なお子様になると思いますし、(ひらめく頭脳)
また、小学生、中学生でも、感覚として身に付けることも可能だと
実際に自分で体験してわかりました。
その他、実際に体感してみて、
面積や体積の視覚的感じ方と、実際の違いや
力学が入ると(下写真の馬)、平面の感覚がまったく使えない(違うもの)
であることが分かりました。
子どもたちは皆、この数理パズルが大好きです。
大好きなパズルから、能力の方向性を導き、
素晴らしい、図形頭脳を育てていきたいと思います。
図形頭脳はどうして必要なのですか。
体験にいらしたお母様から、良く質問されます。
立体図形の苦手な生徒さんは結構おります。
展開図、や点対称、回転移動、となったとき、
実際物がないと理解ができない。というのでは
進学校への受験で苦労します。
また力としては高校数学、物理で発揮されると感じます。
高校生の生徒を見ていると、
数学は皆、高1までは、努力でなんとかもっていきます。
その後の数Ⅱ、数Ⅲ、とくに数Ⅲが面白いという生徒は特異的で、
自分は理系が得意と思っていたが、
数Ⅲで限界を感じるという生徒も多いようです。
では、どこで数学の得意、不得意は分かれるのでしょうか。
理系脳はどのように育てられるのでしょうか。
今回の講義を受けて、個人的ですが、
図形を合成・分解できる能力、数を論理的に表現する能力
にヒントを見出しました。
現状の学習塾は、動力やプログラミングの算数教育が
時流といわれておりますが、
平面での形の数、量体感の方を
まず身に付けておかなければなりはせん。
頭の中で自由自在に形を描く能力、展開できる能力
スムーズにイメージ(想像)できるまで、
取り組みましょう。
ご家庭でパズルをされるときも、
見抜く力、空間把握能力、量感を身に付ける、
構成・発想能力に意識をして
取り組んでみて下さい。
1日、数十分の取組でOKです。
未来の数理脳を一緒に育てましょう!!
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