「基礎」というと簡単であるとか、すぐに身に付くものというイメージを持たれる保護者の方が
多いように感じます。
応用とかハイレベルという言葉に惹かれる気持ちもとてもよくわかるのですが、
「基礎」にはすごい力があります。
「基礎」を繰り返し繰り返し行うと、能力(土台)が向上するのです。
繰り返しは「質量転化」等と言われますが、量をこなすとそれが定着し、スピードも生まれます。
反対に量をこなさない限り質の高いものは生まれにくいです。
そして「基礎」が大切というのは
勉強だけでなく、芸術やスポーツに於いても言われています。
もう10年も前のことになりますが、大リーグのイチロー選手のお父様の講演会に参加したことがありました。
教育業界のイベントで行われた講演会でしたから、イチロー選手のお父様の子育てがテーマでした。
非常に興味深かったことは、
イチロー選手は父親と小学3年生から自宅近くにあるバッティングセンターへ、
年間400回以上通ったそうです。
一年は365日ですから、毎日一日も休まず、しかも一日に2回行った日もあったそうです。
元日と翌2日を休んだとおっしゃってましたが、それはバッティングセンターが休みだったということで、
イチロー選手が休んだわけではないとおっしゃって会場の笑いを誘っていました。(本当にすごい)
つまり、持続する力なしに、天才は生まれないのです。
しかも、すごいテクニックを学んでいたのではなくて、バッティングという野球の基礎です。
これに関係してイチロー選手はこのように述べています。
「僕を天才と呼ぶ人がいますが、僕自身はそうは思いません。毎日血のにじむような練習を
繰り返してきたから、今の僕はあると思っています。」
バッティングは野球にとって基礎というかそのものです。
中学に上がるまでの4年間、父と息子のバッティングセンター通いは淡々と続けられました。
イチロー選手の大記録の達成やスランプの少なさの裏には「基礎の強固な繰り返し」があるのではないでしょうか。
みなさんも勉強に置き替えて練習してみませんか。
年間塾で勉強を400回!!を4年間~~。
誰でも秀才になれそうなきがしますね。
そして大切なことは「基礎」やさしいところの繰り返しを行うことです。
繰り返すことで、学習の回路ができるのです。
本塾では基礎の繰り返しを大切にしています。
能力の土台作りと考えています。
その力(土台)を身に付けた生徒さんは、自然と応用問題を解くことができます。
自然と解けるので応用問題ばかりを、練習することも負担ではありません。
自然と「質量転化」してしまいます。
このようにして質の高さは生まれます。
基礎の繰り返しは高い「質」を育てます。
イチロー選手を夢見て(笑)楽しみながら、取り組んでいきましょう!!
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