大脳は大きく5葉に分かれています。(前頭葉、頭頂葉、後頭葉、側頭葉、島葉)
昨今の脳の研究が進み、幼児期の脳の発達がその後の学力向上や、
人格の形成に非常に影響を及ぼすことがわかってきました。
特に、前頭前野の働きは考える、思考する場所と言われています。
反射反応以外の反応は、この前頭前野で決断されています。
その指令が筋肉に指令を出す運動野に伝達されて、実際に手や足を動かすという
動作に繋がっています。
さらに前頭前野では、
「筋道を立てて考えたり物事を進める」「感情のコントロールをする」
といった社会的な知性、人が人であるための心「人間らしさ」という
心と密接に関与していることが明らかになってきました。
そして、その主要部分が10歳くらいまでに形成されるのです。
幼児教育というと早期教育や、詰め込みというイメージがあるようですが、
幼児期の教育の重要性はもっと根底の人として生きる為のものであり、
幼児教育とは急激に発達していく脳への働きがけであり、
この働きがけによる能力の育成は、感情や心の発達も促すのです。
みなさんも集中力のない子ども、キレやすい子どもが増えているように感じていませんか。
それには幼児期の過ごし方に1つの原因があるのではないかと思います。
ゲームやテレビ、スマホに興じる現代の子どもたちは、
やはり考える力、感情のコントロールが苦手です。
塾を経営していると様々な能力の生徒に出会います。
思考力のや読解の能力が欠落している生徒は
保護者面談でお話しを伺うと、ほぼ全員ゲームやパソコンの依存傾向にあります。
人の脳はとても複雑であり、一昔のように右脳、左脳だけでは表現できなくなっています。
ブロードマン脳地図では、脳の働きをなんと52の領域に分けています。
知識の詰め込みや単純計算の繰り返しでは、一部分の領域の刺激になり
成長期の脳の神経回路作りと考えると、
強度としては弱いです。
それでは素晴らしい働きのある脳を、活かすことができません。
脳をフルに働かせるためには、思考や想像、記憶、運動、言語、感覚など多面的な刺激が必要です。
日常の生活の中で意識するだけで、
子どもたちへの刺激は増し、強度の高い刺激をしてあげることができます。
たいりキッズは私の20年間の教育の経験、子育ての経験と、
能力と心の発達を考えた、幼児教室です。
これからも日々の実践から、学び続けていきたいと思います。
子育ての不安や教育相談は随時行っております。
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