太田市の塾・学習塾・個別指導・国語力重視・速聴速読・GKA受験・公立中高一貫校受験・私立中学受験・高校受験・大学受験の泰利学舎 塾長ブログ
今日は高校入試2日目。
毎日塾に通っていたせいか、
もう、受験は終わったのに
夕方ごろから塾に来た中3生が数人おりました。
受験の様子を聞き取り
早速、高校数学の数Ⅰに入りました(笑)
合格を待ってからの数Ⅰでは出遅れます!!
その中に一回り大きい、茶髪のお兄さんが、
「こんにちは~」と、さっそうと小学部の部屋に入ってきました。
一瞬、高校生の体験かと思いましたが、
見たことのある顔、
「先生に世話になったTです。」
と言われて、びっくり。
同時に一瞬で幼児の頃の面影が蘇りました。
まだ私が独立して、塾を営む前に、
10年勤めていた教室で、幼児(多分年少前クラス)から小6年まで、
9年間みていた生徒さんでした。
思いのある学年の生徒さんたちだったので、
彼らを卒業させて、その年の5月に退職したのを覚えています。
私の塾経営も10年目を迎えます。
6年生だった子が、大学生とは!!
まぶしく輝く大学生を目の前に、
自分も随分年をとったものだと痛感しました~。
現在、信州大学の数学科に在籍。
春休みを利用して、数日前まで、
フィンランドに1人で行ってきたとのこと。
はあー。
あのTくんなの?
幼児の頃の彼は、何事にも慎重で
お母様の後ろに隠れている印象の生徒さんでした。
数検を受けたくないと言って泣いていたのですが、
高校2年で準1級を取得したとのこと~。
確かに数字の好きな子でした。
幼児のころは数・量問題に強く、
複雑な迷路も、複雑になるほど真剣に取り組んでいました。
小学部では、知的好奇心からの探求心の強さが際立つ生徒さんで、
当時の企業家プログラムにとても興味を持っていたこと
日本史や偉人伝に特別な感心があったことを思い出しました。
小6年時のIQは140超えていたように記憶しています。
卒業の際、「あなたのIQを持ってしたら何にでもなれる。あとは親に感謝して努力しなさい」
とご両親の前でお話したことを覚えています。
現在、数学の勉強がとても楽しいとのこと。
大学の数学学科はとても少なく、
数学を勉強したい生徒さんは
他学部との併願をしないので、(一般的に併願受験の方が合格しやすいと言われてます)
受験じたいが、難関なのです。
信州大学は数理ではなく、数学のみの学科です。
かなり専門的な数学です。
国立大学ですから、他教科もできないと入れません。、
理数の得意な生徒はたくさんいますが、
国立大に入れる生徒は少なくなります。
幼児、小学生を教えていると、
つい目先に走りたくなりますが、
幼児教育は
何枚プリントをやったとか、
九九をはやく覚えたとかではなく、
物事を吸収できる、好奇心の種まきであると思うのです。
そして、それを自力で収集できる言語の能力と集中力を育てることです。
もう一つ、身体的な能力としてIQは伸ばしてあげるとよいでしょう。
詰め込みの教育では、限られた、決められた範囲の勉強で止まります。
見上げるほど、大きく成長した彼に
たくさんのヒントと答えを頂きました。
卒業後はは就職するかもしれないけれど、
大学院で研究したい。東大の〇○先生につきたい。
もしかしたら、フィンランドに留学したい。
研究に対する大きな志がその夢を叶えてくれると感じました。
しっかりと自分の道を歩んでいる彼を見て、
私もがんばるぞ!!とパワーを頂きました。
将来が楽しみです。
素敵な人生を歩んでね。
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