期末テストも終わり、そろそろ結果が出でくるころです。成績上位の生徒は計画的に勉強ができます。時間の管理が上手とも言えます。逆に成績が伸びずに悩んでいる生徒さんを見ると、計画性が欠けていたり、時間に対する感覚がずれていたりします。
子どもに時間の使い方を指導するとき、大人はついつい自分の感覚をおしつけてしまいますが、大人の脳と子どもの脳では時間に対する感覚が全く異なるということをご存じですか。心理的な時間の長さは年齢の逆数に比例することが知られています。「ジャネーの法則」と呼ばれており、これによると10歳の子どもが感じる40日間は40歳の大人が感じる160日の感覚に等しいことになります。
間近に迫る夏休みの対策として、時間管理にカレンダーを使用すると効果があります。子どもの脳には「夏休みは残り〇日」という言語による理屈よりも、見た目の視覚からの刺激のほうが時間を掴みやすくなります。7月と8月のカレンダーを並べて貼り、1日終わるごとに〇をつけていくと1日、1日の時間の流れを実感しやすくなります。
塾でも今年の夏休みは夏休みカレンダーを作ります。ご家庭でも実践してみてください。
この記事へのコメントはありません。