日群馬県公立高校の前期試験(選抜試験)の合格発表がありました。
正午にインターネット上で発表があり、
続々と「合格」の嬉しい報告を生徒の皆さんからいただきました。
小学生からお預かりさせて頂いた生徒も半数おり、
講師として本当に嬉しく、母親のような思いを一人ひとりに感じます。
今年も受験生の大半が前期試験で合格を決めました。
論文練習で書いた「将来の夢」はそれぞれの未来が、力強く描かれていました。
本日は前期試験で力を出し切れなかった数人の生徒へ
特別授業として[記憶法」を活用して、古代文明を覚えました。
社会科等の暗記教科の苦手な生徒さんには、自分も記憶できた。
と言う経験が自信となり、記憶が苦手でなくなります。
入試本番を2週間後に控え、本日は勇気を持たせる意味も込めて、
2対1で40分間行いました。
記憶にはコツがあります。
皆さんは「本日の朝食は何を食べてきましたか?」と問われた時、
食べてきた朝食を思い出そうとします。
「思い出す」という記憶しているものを取り出すとき
映像で取り出していると思います。ご飯やみそ汁が
茶碗やお椀の色や柄までもが鮮明に思い出されるのではないでしょうか。
このように「記憶」は映像で取り出せるものなのです。
ところが、テストを考えてみましょう。
教科書の文字は映像ではありませんから、黒い文字をひたすら覚えなければなりません。
これが、苦手という人が多い理由ではないかと思います。
歴史であれば、読みながら内容を理解し想像(映像化)しながら
読み込むという作業ができると、記憶に残りやすくなり、
テスト前にさらうことで、定着していきます。
歴史を教えることの上手な先生は、時代背景や、その事柄の
エピソード等を一緒教えます。中学生は時代の背景や思想が
解らないため、教科書をよんでも想像が難しいからです。
そしてもう一つのコツは、できるだけ頭の中に忘れずに保持したいので、
キーワードとなる言葉を組み合わせて、印象にのこる
できるだけ面白いストーリーを作ること。
例えば、メソポタミア文明であったら、
「めそめそ、ポタポタ、泣いていたら、涙が大河となり、2つに分かれました。
その川では、小さなリスとあなた(you)がフラダンスを踊っていて、転んで
医者に行ったが、すぐに退院できました~」
メソポタミア、チグリス、ユーフラテス川、太陰暦。と、テストのポイントとなる
ワード(教科書の太字)をできるだけ、あり得ないようなストーリーで、
つなげて想像することがポイントです。
そして最後に書き出しを行うこと。漢字等の間違えがないかは
確認しましょう。
40分でローマ帝国まで完了しました。
歴史苦手の生徒が、少しでも覚えることが得意になって
欲しいと願います。
群馬県公立高校後期試験まで後2週間です。
やれることはすべてやって入試に挑みましょう。
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