2020年。教育大改革の幕開け

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2020年 教育大改革について

皆様、新年明けましておめでとうございます。本年のご多幸を、心よりお祈り申し上げます。
さて、新しい年が明け、令和2年となりました。
本年は2020年です。いよいよ教育改革の年の幕開けとなりました。
2020年 教育大改革について4月より、小学校でプログラミングと英語が教科として登場します。小学校の現場ではきちんと準備はされているのでしょうか。
現状は、同じ太田市内でも移行措置として英語を導入している学校と、何も対策していない学校に分かれている様子です。

そして大学入試改革に於いては、昨年の年末まできて、6年後に見送られました。
これが日本という一国の教育政策なのですから、言葉が見つかりません。
しかし、そのまま実行されても、受験生にとって公正・公平という点で非常に疑問の残る内容でしたので、生徒たちにとって、入試改革の延期は本当に良かったと感じます。
あと一年早くこの結果が出されていれば、教育現場や生徒たちの混乱はもっと避けられたでしょう。

2020年 教育大改革について英語の外部入試に対応する力を身に着けるために色々模索していた当校では、一昨年前の10月からオンライン英語を導入して、英語の4技能とされる「話す・聞く」の対策に努めて参りました。
今では当校に通う小学生の半数の生徒さんがオンライン英語を導入しています。
「相手」がいると、話そうとする力や、聞き取りの力が自然と身に付くようです。
小学生や幼児さんは受講から数か月で綺麗な発音で話し始めます。

では、大学入試改革の英語で外部の検定を活用するのであれば、一体いつから取り組んだら良い結果が出せるのか、真剣に模索しました。

文部科学省大臣の口から「身の丈にあった入試を」という発言があり物議を醸し出しましたが、この言葉がすべてを物語っているように感じました。
高校3年までにTOEIC等の英語の外部検定で、ある程度の結果を出せる生徒さんは、幼少期から、いわゆる「エリート教育」を受けてきた子どもたちではないでしょうか。
英語の構文を積み上げて取れる検定ではないのです。
入試の公平・公正さに揺れた結末のようでしたが、私には新しい入試制度への準備のための6年ではなく英語の教育の格差を埋めるために用意された6年であるように思えました。
それならば、小学生から英語を鍛えていけばどうにかなるのではないか。
「身の丈」という教育の格差を諦めるのではなく、それに対応できる英語教育を提供していこうと大きな志を持ちました。
年頭のブログに記すことで、皆様にとっても今年一年の目標となれば幸いです。

教育改革に舵取りされるのではなく、大改革を一緒に乗り越えていきましょう。
 
(2021年5月 追記)

2021年 中学校教科書改訂について

2021年 中学校教科書改訂について2021年、令和3年。中学校の教科書が今までに経験したことのない大幅な改訂がされました。
昨年から小学5年生から授業として教科化された英語は、小学校で習ったという前提の内容へと変わりしました。
小学5.6年生で習う英単語は600単語、従来の中学3年間で習った英単語数は900単語ですから、小学5.6年生の英単語量に驚愕しました。
小学5年生から英語を初めて習う生徒さんには、大変厳しい内容となっています。
そして今回の改訂された中学生の教科書ではBe動詞や複数、三人称等を、理解していないと最初のページから躓いてしまいそうです。
中学3年生は高校で習う仮定法が入りました。単語も増え、レベルアップした教科書になりました。
高校入試問題は一体どのようになるのか不安の声が聞こえてきます。

数学に於いても高校2年生で履修する累積度数、箱ひげ図という統計学の内容が中学1年生に入ってきました。
AI化される世の中でデータをどのように読み解くか、活用するかということが義務教育の中に盛り込まれたように感じます。
そして、中学1年で習う「資料の活用」という単元が小学6年生へ、小6で習ってきた「速さ」は5年生に入ります。
5年生で「割合」と「速さ」を習うことになるようです。
想像しただけで、「難しい」と感じたのは塾の講師だけでしょうか。
割合や速さの文章読解が解ける読解力と分数・少数の理解と小数点や3桁の計算力を確実にしておく必要があります。

更に、来年度は高校の教科書も改訂されます。
数学の単元の編成も変わり2025年の大学入試から新しい数学の入試問題と変わります。思考力・読解力・表現力の問われる問題です。
これは既に2020年度の国立大学の入試問題で、3人会話文から問題を読み解くという出題がされています。
また、文系大学入試の数学必須化も注目されています。
数学学習の必要性が益々増していくと思います。
2021年 中学校教科書改訂について
また、中学社会科では教科書に載っている人物名が従来の教科書の2倍に増えました。
暗記力も今まで以上に必要です。
こんなにたくさんの改訂が一気に行われたというのが現状なのです。

このような大変革の中で、私たち泰利学舎の講師が考えたのは、幼児・小学生からの読解力・思考力・記述力の錬成と記憶力を鍛えること、そしてそのような取り組みから学習の習慣化を図ることです。
なぜなら受験期に一生懸命勉強しても、ある一定の成績から伸び悩む生徒さんは、読解力のない生徒、思考力は十分あるのに速さが足りない生徒、速さはあるのに持続力(やり切る力)のない生徒さんです。
そのような生徒さんに出会う度に感じるのは、もう少し早い段階で出会えていたらという思いです。
「ステップ飛び級進学クラス」はこのような教育の改革の時代をどのように勉強するのか、当校の講師の力を集結して創りました。
「飛び級」と聞くと早期教育や詰め込み教育のイメージが強いですが、そうではなく、準備を早めることで、繰り返す時間を多くとれること、学習の定着を確実に図ることができます。
中学・高校の履修内容が大幅に増えた今、小学生からの取り組みがとても大切だと実感しています。

そして、目指すゴールを大学入試とするならば、自力で学習できる力や多様な問題に対応できる実力を磨くことを意識することが最も大切であると考えています。
そこで得た力はその先の社会人になっても通用する人間力になると思います。
小学時代を学んだ生徒さんたちが未来に羽ばたくことを切に願います。

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