小学校の教科書検定が行われ、その結果は表題の通り10年前に比べページ数が36%増加しているとのこと。発展や応用が増え、「脱ゆとり」が定着、と昨日のニュースでとりあげられていました。
「そんなこと言われても、うちの子~」という保護者様の声が聞こえてくるようです。
教科書のページがいきなり増えた、現小学校の高学年生を見ると、思考力が育っていないのです。低学年で発展や応用問題の、問題解決の経験がないのでしょう。算数の文章題と言えば、とりあえず書いてある数字を掛けたり割ったりする、くらいに考えているように思います。もとになる数は何か、問題が何を求めているのかを読みとろうとしていない、思考するという過程、あるいは思考する回路が著しく欠如しているように感じるのです。その上基礎の計算能力も定着しておらず、ミスが多いとなると本当に大変です。
現中学生はとっぷりゆとり教育に浸かっていた生徒さん達です。基礎力なくしてこの教科書に立ち向かうわけですから大変です。集中力も持続できないと学力向上は難しいですよ。ゲームやパソコン、スマホにかまけている時間はありません。本人たちが悪いわけではないのですが、「脱ゆとり」という意識を持って取り組むことが大切です。中学生の応用発展問題はさすがに難しいからです。自分の解きやすい問題から、少しずつレベルアップさせていきましょう。計算問題も応用問題も積み重るねことで自分のものになっていきます。いよいよ新学期の始まりです。私自身、新学期は新たな目標を立てて、この「脱ゆとり」に挑みたいと思います。一緒に頑張りましょう!!
教科書10年前より36%増
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