八月に入り、夏休みも前半が終わろうとしています。そろそろ学校の宿題が終わるという生徒は計画性に優れていて立派です。10日を目安にがんばりましょう。
さて、昨年の群馬県の公立高校の入試問題です。時事問題は他県でもよく登場しますがこの問題は少し珍しいタイプのものです。みなさんはどのように解答しますか。
下線部(e)について、大輝さんは、多くの人に富士山の環境保護を進めてもらうために(入山料と引き換えにごみ袋を渡し、拾ってきたゴミと引き換えにシールを渡す)というアイデアを考えた。大輝さんのアイディアを参考に、富士山の環境保護を進めるためのあなたのアイデアを簡単に書きなさい。なお、ゴミやトイレ以外のアイデアデもよい。
昨年出された時事問題は消費税や一票の格差等が全国で見られましたが、この問題はアイデアを書かせるという新しいタイプのものでした。さて、みなさんでしたらどのような解答をしますか。
解答例
携帯トイレの持参を義務づけ、富士山のトイレをなるべく使わないようにしてもらう。
ちなみにCAIスクール太田校の生徒たちの解答は
A資料館等を建てて富士山の自然の豊かさを知ってもらう。知ることで大切にしようという気持ちを
育む。
Aポスターや標語を募集し、環境保護をPRする。集まった作品を一覧にして、山小屋等に掲示した
り、入山料と引き換えに登山者に配布し、登山者の意識を高める。
Aポイ捨てに罰金の制度をもうける。そしてその監視役は登山者一人ひとりになってもらう。入山料
と引き換えに「みんなが監視員」というバッチを配る。
思った以上に意見が書けていました。
中高一貫校の受験問題のような記述式の問題でした。太田市立の中高一貫校が開校し3年目となりますね。適正検査の問題に触れたことのある生徒は、解くことのできる問題であったと感じます。群馬の社会科は記述式の問題がとても多いです。ある程度問題を解き、問題に慣れることが必要ですし、
日頃からニュースや環境問題に関心を持つことが大切です。
具体的には、保護者の皆さんも熱心にニュースを聞くこと、その場で「どう思う?」等、投げかけを行い、関心をもたせることと、考えるという習慣を作ることが大切です。
夏休みは是非入試の過去問題にトライしてみましょう!!
当校では夏休み前半は一問一答の問題を中心に復習し、後半は入試の過去問題から、記述式の問題を解きます。一つでも実りある夏休みにしましょう。
この記事へのコメントはありません。