文章問題が解けないときは

太田市の塾・学習塾は幼児教育、小中高校大学受験、国語力重視の「泰利学舎」 ~塾長ブログ~

 

夏休みが近づいてきました。

本校「泰利学舎」も、お問合せと体験申込を頂いております。

先週の土曜日は小2年生、昨日は中学1年生の体験を行いました。

 

教えるという仕事に就いて、かれこれ20年が経ちます。

ここ数年、本当に子どもたちの言語能力の低下を感じています。

体験に来た小2生のお子様は

算数の文章問題を見るや「センセ、これって足し算? 引き算? 何算で解くの?」

という質問を、当たり前のようにしてくるのです。

それを考えるのが、文章問題なのですが。

 

足し算か引き算か分からないということは、

物が増える、減るという言葉の理解ができていないことになります。

音読はスラスラできるとお母様から聞いておりましたか、

いくら、スラスラ読んだとしても、それは発音しているだけで、

頭の中で、想像(考えて)いないのです。

 

想像するということは、知識を習得する上でとても大切です。

バーチャルにイメージできて理解、修得できるのです。

 

足し算であれば増えること、割り算であれば均等に分けることが

理解(想像)できないといけません。

日常生活で買い物に一緒に連れて行き、会計を学ばせたり、

兄弟や友達と等しく分ける、等の体験を意識してさせるといいでしょう。

 

何算?と質問しているようでは、いくら勉強しても、

成果は望めないのです。

 

泰利学舎では、読書くらぶの良書の精読と、語彙力強化のプリント、思考力・読解力のテキストを

合わせて指導しています。

語彙力の強化と読解・表現の取組を別なものと捉え、指導しています。

言葉の意味が分からないと長文読解も作者の考えとは変わってしまいます。

ですから知らない言葉は放っておかずに、すぐに調べる習慣をつけさせます。

 

読解の技術(テクニック)は、接続詞や指示語等、覚えたり、繰り返したりして身につきます。

本校の生徒さんで、読解のテキストを1冊やり終えて中学に上がった生徒は、

読解問題にそれ程悩まされていません。

 

もう一つ、表現力は、(要旨をまとめたり、自分の考えをのべたりする問題)

論理的思考力を必要とします。

短文作りや要旨をまとめる問題を4年生以上の生徒さんには行っています。

 

国語力というのは、一つの単元を学んでも、何かがすぐに変わるものでもありませんし、

今日取り組んで、明日できるという問題でもありません。

けれども、地道に続けていると勉強する前よりも、

驚くほどの表現力の違いに気付かれることでしょう。

 

上記の文章題の解けないお子様も、

小学2年生であれば、1年くらい鍛えてあげると

自分で思考できる生徒へと変わっていきます。

本人、保護者様ともにかなりの忍耐力を必要とします。

考えないというパターン化された思考力を矯正するのは

本当にたいへんなことなのです。

 

夏休みは40日あります。

国語力は積み重ねで、向上していく教科です。

国語力を鍛えて、充実した夏休みを送りましょう!!

夏期講習の残席がわずかになりました。

お気軽にお問合せ下さい。

 

 

 

 

 

 

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