太田市の塾・学習塾・国語力重視指導・幼児教育・小学受験・中学受験・中学受験首都圏・高校受験・大学受験・速読速聴の泰利学舎塾長ブログ

中間テストが今週で終わります。

テストの終わった中1生徒から、

「学校で提出するワークは、テスト前に確認するために直前でやるのと、

学校で習ったら、同時進行で仕上げるのと

どちらが良いか」

という質問がありました。

一瞬?と思いましたが、

社会や理科の暗記系の問題の苦手な生徒さんで、

今回の中間テストの直前(4,5日前)まで、

学校のワークが終わらず、

塾へ自主勉強に来て仕上げていました。

どうやら、直前でワークを仕上げれば

そのまま忘れずにテストで

良い点が取れると思ったようです。

1度だけワークをやってすべて理解できる(暗記できる)

生徒さんは、かなり優秀な一部の生徒さんであるか、

その教科や単元に非常に興味をもっているか、のどちらかです。

1教科ならまだしも、

中間テストは1日で5教科を行いますから

提出ワークをすべて残しているのは

とても危険です。

最近読んだ雑誌にも載っていたのですが、

(子どもの脳を伸ばす最高の勉強法 洋泉社)

脳の中の海馬が記憶を司るといわれています。

その海馬を繰り返し刺激することで、長期増強という現象(LTP)

が起きやすくなります。

ですから、何かを覚える為には、復習を繰り返すことが

コツとなります。

人は昨日あったことを1/3は忘れるといいます。

単語を10個覚えても、4時間ほどで、半分は忘れてしまうのだそうです。

しかし、もう一度記憶し直すと、前よりも成績が上がります。

そしてこの海馬に、繰り返し刺激をおくり、

「この情報は大切だ」と思わせると

長期記憶(いつでも思い出せる・忘れない)に入っていくのです。

海馬が情報を審査するのに

1ヶ月程かかるため、

その期間に繰り返すと効果的です。

毎日何十回と行わなくとも、

週に1回復習するを

2ヶ月程かけて行うと良いそうです。

生徒を見ていても

新しい単元の勉強が、

完全に定着するまでに、数か月かかっているように

感じます。

そして、暗記は眺めていても

なかなか覚えることができません。

アウトプットすることで、暗記(定着)していくのです。

教科書を何度も読むことは大切ですが、

言ったり、書いたりするアウトプットが

記憶させてくれるのです。

お母様、お父様も「勉強しなさい」

ではなくて、

「今日はどんな勉強をしたの?」

「どんな本を読んだの?」

等、お子さんがアウトプットする機会を増やして

あげると良いでしょう。

幼児さんであれば、

覚えたものをアウトプットさせることは親の務めと思い

たくさん引き出してあげると

あるときから、繰り返さなくとも1度で覚えていく子になります。

ということで、

繰り返すと長期記憶に入る(忘れない)ということと、

アウトプットすることが、

暗記(記憶)の効果的な方法でした。

結局、コツコツやるしかないのですよ～～

当校のテスト対策では、

同じ範囲の問題を3～5回繰り返すように

しています。

苦手にしている社会・理科でしたら、

8割できるようになってから

あと3回繰り返して、やっと95点。

100点をとる生徒さんは

最後の確認のような

総復習を坦々とこなし、

ひたすらできなかった箇所の見直しを

しています。

繰り返す根気と集中力があれば

だれでも暗記が楽にできるようになります。

ですから、学校に提出するワークは

学習と同時進行で進め、

一週間ごとに見直しをしていくと

効果的です～。

期末テストはこの方法でがんばりましょう。