いよいよ公立高校の後期試験の結果が出ます。毎年結果のでるまでの一週間は気持ちが落ち着きませんね。良い結果をイメージしています。
さて、表題の通り公立高校の試験内容の考察です。数年前から群馬県の公立高校の入試問題は記述式の問題が多く、その多さは日本一と言われています。具体的に申し上げると、記号で答える問題や語句(教科書の太字で表記されているもの)の出題が少なく、記述で答える問題(理由やグラフのを読み取り)の問題が増えています。
実際の社会の入試問題で見てみると、
記号で答える問題 9題 語句を答える問題 15題 記述式の問題 24題 です。
記述問題の24題というのはどのくらい多いか千葉県と比較してみると、千葉県の記述問題はたった2題です。下記にまとめると
記号で答える問題 25題 語句で答える問題 8題 記述で答える問題 2題 です。
ため息をつきたくなるようなこの差は何なのでしょうね。
記号問題が少ないということは選択問題が少ないということなので、うろ覚えでは正確に書くことができませんから学習の定着がされていないといけないということです。また、書くことが苦手な生徒さんは致命的です。漢字のミスも×になります。
記述式問題は表やグラフの読み取り、略地図の記入、歴史の背景やその出来事が起こった理由等を記述
します。キーワードとなる言葉をきちんと押さえて書かなければ点数になりません。一門一答の丸暗記では解けません。
英語も今年は英作文が入りました。文法や熟語等の穴埋め問題が長文の中にあります。文字数もとても多く、考えながら読むようですと制限時間の中で読むのは難しいです。
すなわち、社会にしても英語にしても、一夜漬けのような知識の詰め込みでは限界があるのです。当たり前なのですが、毎日の積み重ねでできた知識の深さがとても大切です。
入試と定期テストは内容が全く異なります。やはり早めの対策が必要です。英語は中学からのスタートでは正直厳しいです。長文読解まで導くためには教科書の英文だけではあまりにも短く、力不足です。とくに単語を覚えるのが苦手なお子さんは早めにスタートすることで定着させていきましょう。
春休みは記述問題にトライさせます。新三年生の皆さん、何問答えられるでしょう!!今年の入試問題からチャレンジしていきましょうね!
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