先日久しぶりに足利市にある「足利学校」を訪れました。
ご存じの通り日本で一番古い学校です。
今から500年も前に、北関東のこの地で漢文という当時かなり高度の勉強がされていたことに驚くことでしょう。
その学問の基本であり中心は「論語」だったようです。
駐車場に車を止め、そこにあるミュージアムショップを何気なくのぞいていたら、
「論語抄」が売店にありました。
1ページ目は最も有名な学而第一「子日わく、学びて時に之を習う、亦説ばしからずや~」でした。
通釈は、孔子が言った。学問をしてその学んだところを復習できる機会を逃さずに、
何回も何回も繰り返して復習すると、学んだことは自分の真の知識として完全に消化され、
体得される。これはなんと喜ばしいことか。 です。
さて、期末テストを直前に、一夜漬けにはげんでいる生徒はおりませんか?
繰り返し学び自分の知識としていくことが大切です。
また、テスト後も完全に消化するために繰り返し勉強しなくてはなりません。
勉強には本当に地道な積み上げが必要です。そのようにして得た知識は自分の財産となります。
目先のテストの対策ばかりでなく、知識を深めようと思うことで、
勉強に興味がもてたり、楽しくなります。
驚くことにこの「論語抄」は100円で売られておりました!!
時空を超えて現代の私たちが読んでも共感することができます。
お薦めの一冊です。
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